東大オケ♪練習日記

東京大学音楽部管弦楽団の団員によるブログです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

五月祭の曲などなど、続き

こんにちは!21こんとらばす弾きです。
随分と殊勝に更新を続けているじゃないか、ですって?
それもそのはず、東大オケの新入生の勧誘のために、
ちょっとでもペースアップしておかないと!って算段です。
なんと、今現在東大オケのコントラバスパートはたったの5人
その上1人休団しているので、何と4人しかいないのです。
これは大変、掻き集めねば…ということで、
何とか存在感を出すために更新あるのみ!です。
この試験&演奏会の少ない時期に頑張らないと…って事情もあります。

それでは、張り切って五月祭の曲について雑感をちらほらと。
自分の感想などを書いても読む人がいない、と色んなところで
ブログの指南等を読んでいると書いてありますが、
枯れ木も山の賑わい、気にしないで行きます!

5.チャイコフスキー作曲「白鳥の湖」より情景(Act2, moderato)、ワルツ
これも非常に有名な曲ですね。
白鳥といえば、他に有名なワルツでは「瀕死の白鳥」が思い浮かびます。
尤も、こちらに使われる曲は、サンサーンスの「動物の謝肉祭」の「白鳥」ですが。
こんとらばす弾き的に言うと、チャイコフスキーは非常にコントラバスの使いどころをよく判ってらっしゃる
交響曲第6番でもそうでしたが、ここぞ!というところでコントラバスがいい働きをするか、
決して難しいことをさせずに下働きに徹させてくれます。
弦ユニゾンの所では、大抵コントラバスだけが「できないだろう」と思われてか、
少し簡単なフレージングにされていることが多いんですね。
それか、彼は人生の中で優秀なコントラバス奏者に出会わなかっただけかもしれません…。

6.ラヴェル作曲「亡き王女のためのパヴァーヌ
この曲はもともと、ピアノ曲として作曲されたのですが、
後に作曲者自身の手によってオーケストレーションされ、
管弦楽版としても親しまれるようになったのだそうですね。
特にこんとらばす弾き的に面白いことも言えない曲です。

7.サン・サーンス作曲「サムソンとデリラ」よりバッカナール
こんとらばす弾き的にこの曲を言い表すなら…お金のかかる曲
というのも、この曲、コル・レーニョがあるんです。
コル・レーニョってなんだい、エル・ニーニョかい?って方もいらっしゃるでしょう、
弓の木の部分を弦に叩きつけて音を出すのがコル・レーニョなんです。
そして、弦楽器の皆さんからすると、
「なんだい一年に一度くらいは出てくるだろ?」って所でしょうか。
どっこい、コントラバスにコル・レーニョをさせられることは、
他の弦楽器よりも頻度は少ないのです。
去年の定期演奏会のマーラーの交響曲第一番第3楽章でも、
一昨年の定期演奏会のラフマニノフの交響曲第二番第2楽章でも、
他の弦楽器がコル・レーニョをするのに、コントラバスはその義務を逃れていました。
そう言った例外はもうすこしあったように思うのですが、ちょっと思い出せません。
おそらく、コントラバスは弦がとても太く、
下手すると弓が折れるからなのかな、と思います。
裏を返せば、この曲のために私は予備弓を一本購入する羽目になりました…。

曲的には、民族調の面白い音楽です。こんとらばす的には今回最難関。
詳しい曲についてのごたくはwikipediaでもご覧頂ければと思います。
え、コントラバス業界の方がもっと興味ないって…?そんなぁ…。

8.「サウンド・オブ・ミュージック」メドレー
こちらは、実はまだどんな曲になるのか聞いたことがありません!
コントラバスパート譜を見たところでどんな音楽になるかなんて、
想像出来ないのは当たり前なので(コントラバスに旋律が来ることなんてめったにないですからね!)
本番の音出しを楽しみにしています。

さて、ここまで見て「随分とカジュアルな曲が多いな」と思った方、
アウトリーチの音楽教室用ということもあって、「名曲コンサート」風の曲目になっています。
ですが、こういった曲目も中々楽しいものがあったり。
他の演奏会は殆どが所謂「真面目な」クラシックばかりなので、
こういった面白い曲がやれる貴重な機会として、団員一堂楽しんでいます。
昔は、「変拍子が多い」という特徴があったらしいのですが、
今年は変拍子の曲はありませんね…。

なお、今回のテーマはずばり、「運命!」だそうです。
どこら辺が「運命」なのか、ズバリ担当者に訊いてまいります!


忘れちゃいけない、入学式・卒業式の曲もありました!

〔入学式〕
ワーグナー作曲「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より前奏曲

これを聞いていない東大生はモグリ!と言っても過言でないかもしれません。
まあちょっと言い過ぎで、実際は後期入学者の入学式(そう!最近巷で話題の”9月入学”って奴です!)では別の曲を演奏するのですが、
毎年恒例、東大の入学式と言ったらコレ!という印象でいます。
一体いつからこの曲と決まったのでしょうかね…?
個人的にはショスタコーヴィチの祝典序曲とかで入学してみたいですが、
ロシアの入学式などはひょっとして爆速のショスタコで入学したりするんでしょうか…。

〔卒業式〕
ヘンデル作曲「水上の音楽」より序曲
ヘンデルは二年前の卒業式でも取り上げられました。
その時は「王宮の花火の音楽」の序曲が演奏されてました。
この曲は古典派ということもあり、チェロと同じことをする事が多く、
楽器を初めて一年という時期もあり、弾けなくて苦心惨憺した思い出があります。

しかし何より卒業式の罠は…朝の集合が早く
もうおわかりですね、そう、「寝坊」です!
卒業生にとって大事な演奏ですから、寝過したら一大事と、みんな必死に朝から起きます。
その努力の程はいかばかりか、遠くに住んでいる団員は近くの団員の家に泊めてもらったり
私などは朝が苦手なので大学に泊まり込んだり(苦笑)…。
そうしてもどうしても幾人かお寝坊さんがでるのですが、
そんな団員にはお電話が回り、なんとか全員演奏までに揃います。

え、ひょっとして間に合わなかった団員がいるんじゃないか、ですって?
そんなこと、認めた日には炎上必死でしょうねえ…。
断じて、演奏に支障をきたしたことは一度もありません!

そうそう、ちなみに卒業式の日にはサンドウィッチが大学から支給されます。
朝早くから来て演奏してくれた分の御駄賃というところでしょうか。
美味しいか否か、ですって?
これも、お腹に支障をきたしたことは一度もありません…というところで。
真相が知りたい方は是非東大オケに入団を!
スポンサーサイト

五月祭の曲などなど

こんにちは、21こんとらばす弾きです。
今日は五月祭の曲についての所感をお届けします!

まだまだ新歓も練習も始まらないので、今日は五月祭の曲について、
21こんとらばす弾きがもった感想にちょっとお付き合いください。

それでは演奏会プログラムの上から見ていきましょう!
〔五月祭・音楽教室プログラム〕
1.Bizet作曲「Carmen」よりトレアドール(Les toréadors)、第三幕への間奏曲(Entr'acte)、ジプシーの踊り(Danse bohéme)
非常に有名な曲ですね!東大オケでは、4年前にカルメンを演奏しています!
古くは、プルシェンコ(ロシアのフィギュア・スケート選手)が、
2002年のソルトレイクシティオリンピックで踊ったことでも知られている…
と思って聞いてみたのですが、覚えてない団員多数で残念でした。
こんとらばす弾きとして譜面を眺めてみると…非常に楽な曲です。

ちょっと脱線ですが、コントラバスの取り扱いという点で、
有名オペラ作曲家で一番イヤな奴はダントツでヴェルディ
もうコントラバスに激難の演奏を強いてくれます。
ソロも多いので、「弾ければおいしい」のかもしれませんが、
小心者の21コントラバス弾きにはちょっと命がいくつあっても足りそうにありません。
なぜヴェルディが、そんなにコントラバスを愛したのか、
それはベートーヴェンの項目で語るとしましょう。

2.久石譲作曲「さんぽ
みんな大好き、「となりのトトロ」。
この曲は、各楽器の紹介のために演奏されます。
昔の写真を、ペタリ。
黄色ズボン
各楽器が、さんぽの中の4小節をソロで担当していき、
楽器と音と名前を知ってもらおうという曲です。
東大オケの団員には、毎年恒例お馴染みの曲なのですが、この曲の演奏は音楽教室限定!なので、
東大オケの演奏会に足をお運びいただいたことのある皆様には、
殆どお聞かせしたことが無いのではないでしょうか。

ちなみに、同様の楽器紹介のための曲の定番として、
プロコフィエフ作曲の「ピーターと狼」、
ブリテン作曲の「青少年のための管弦楽入門」が有名ですね!
21こんとらばす弾き的には、ソロなんて大嫌いです。

3.ベートーヴェン作曲交響曲第5番より第一楽章
日本では、「運命」の通称で知られています。
そしてこちらにいらっしゃる方の多くには、
「運命」という通称が適切でない、ということでも知られていることでしょう。
これについては、メンデルスゾーンの「スコットランド」で触れることにしましょう。

そして、ベートーヴェンはヴェルディ同様、コントラバスが非常に難しいことで知られています。
2年前の同第7番第1楽章の時のことは…ちょっと思い出したくないです。
さてさて、なぜそんな難しいかというと、
コントラバス弾きに知らぬ者はいない、いたらもぐりだと言える大演奏家、
「ボッテジーニ」先生のためなのです。
おっと、ボッケリーニがチェロだけじゃなくてコントラバスも弾いたのか、
お前スペルミスするんじゃない、と思ったチェロリストのあなた、これは別人です。

彼、ボッテジーニは、元々ヴァイオリニストでしたが、裕福でない家に生まれ、
音楽院に進む際に、奨学金をもらうために、
コントラバスかファゴットを選ぶことになってしまいました。
ここで彼がファゴットを選んでいたら世のコントラバス弾きは
第九で苦労する事もなかったのに…。
(「第九」の第4楽章はプロオケの課題曲として利用されることも多く、
難しいことでコントラバス業界では有名です。)
さてさて、このボッテジーニ先生が、ベートーヴェンとヴェルディの知己を得、
非常に高い評価を得てしまった事が、コントラバス弾きの苦難の始まりでした。
コントラバス弾きは、超絶技巧ぐらい朝飯前だと思ってしまった二人は、
その作曲の際に積極的にコントラバスを酷使するようになってしまいました。

とはいっても、この楽章に限って言えば非常に簡単です。
2楽章以降は難しいですが、今回はありません。21こんとらばす弾きも一安心。

4.アンダーソン作曲「プリンク・プランク・プルンク
正しくは「Plink Plank Plunk」。どう発音するのか、正直ちょっと良く判りません。
恐らく国によって発音が違うのでしょうか。
ルロイ・アンダーソンは去年に続いての登場です。
この曲は、弦楽器のピチカートのみによって演奏される曲です。
同様の、ピチカートのみの曲といえば、
東大オケをご愛顧の皆様なら一昨年お聴きになった、
チャイコフスキー作曲 交響曲第四番より第三楽章
がご記憶にあるかと思います!
とはいっても、この曲では、管楽器が出てきたのに対し、
今回のこの「Plink Plank Plunk」は、弦楽器の、それもピチカートのみ!
で演奏されます。

ちなみに、他にピチカートのみということで有名な曲としては、
・ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウスのピチカート・ポルカ
が挙げられます。もうちょっとカッコつけたい貴方には、
・ブリテン作曲「単純な交響曲」の第二楽章
を覚えておくことをお勧めします。現代音楽で一つ挙げるなら、
・リーム作曲 弦楽四重奏曲第10番の第一楽章
これは、人の声(一か所だけ)とピチカートだけからなるゲンダイオンガクです。
どれもyoutubeに音源がありますので、聞いてみてください。

ところで、この曲は、目立ちたがりのコントラバス弾きにとって最高の曲です。
ええ、私の事ですとも…。
スラップ奏法のピチカート(弦を指板にぶつけて演奏します)は、
勿論弦の太いコントラバスが一番大きな音がしますし、
加えて曲中で楽器をくるくる回すシーンも存在します。
間違いなく、コントラバスに一番の注目が集まる曲です!
曲を聴いてみようという方、是非、「映像つきの」曲をごらんください。

およよよよ…ちょっと長くなりすぎました!
続きはまた明日にさせてください。
朝9時の更新です!

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。