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東大オケ♪練習日記

東京大学音楽部管弦楽団の団員によるブログです。

五月祭の曲などなど

こんにちは、21こんとらばす弾きです。
今日は五月祭の曲についての所感をお届けします!

まだまだ新歓も練習も始まらないので、今日は五月祭の曲について、
21こんとらばす弾きがもった感想にちょっとお付き合いください。

それでは演奏会プログラムの上から見ていきましょう!
〔五月祭・音楽教室プログラム〕
1.Bizet作曲「Carmen」よりトレアドール(Les toréadors)、第三幕への間奏曲(Entr'acte)、ジプシーの踊り(Danse bohéme)
非常に有名な曲ですね!東大オケでは、4年前にカルメンを演奏しています!
古くは、プルシェンコ(ロシアのフィギュア・スケート選手)が、
2002年のソルトレイクシティオリンピックで踊ったことでも知られている…
と思って聞いてみたのですが、覚えてない団員多数で残念でした。
こんとらばす弾きとして譜面を眺めてみると…非常に楽な曲です。

ちょっと脱線ですが、コントラバスの取り扱いという点で、
有名オペラ作曲家で一番イヤな奴はダントツでヴェルディ
もうコントラバスに激難の演奏を強いてくれます。
ソロも多いので、「弾ければおいしい」のかもしれませんが、
小心者の21コントラバス弾きにはちょっと命がいくつあっても足りそうにありません。
なぜヴェルディが、そんなにコントラバスを愛したのか、
それはベートーヴェンの項目で語るとしましょう。

2.久石譲作曲「さんぽ
みんな大好き、「となりのトトロ」。
この曲は、各楽器の紹介のために演奏されます。
昔の写真を、ペタリ。
黄色ズボン
各楽器が、さんぽの中の4小節をソロで担当していき、
楽器と音と名前を知ってもらおうという曲です。
東大オケの団員には、毎年恒例お馴染みの曲なのですが、この曲の演奏は音楽教室限定!なので、
東大オケの演奏会に足をお運びいただいたことのある皆様には、
殆どお聞かせしたことが無いのではないでしょうか。

ちなみに、同様の楽器紹介のための曲の定番として、
プロコフィエフ作曲の「ピーターと狼」、
ブリテン作曲の「青少年のための管弦楽入門」が有名ですね!
21こんとらばす弾き的には、ソロなんて大嫌いです。

3.ベートーヴェン作曲交響曲第5番より第一楽章
日本では、「運命」の通称で知られています。
そしてこちらにいらっしゃる方の多くには、
「運命」という通称が適切でない、ということでも知られていることでしょう。
これについては、メンデルスゾーンの「スコットランド」で触れることにしましょう。

そして、ベートーヴェンはヴェルディ同様、コントラバスが非常に難しいことで知られています。
2年前の同第7番第1楽章の時のことは…ちょっと思い出したくないです。
さてさて、なぜそんな難しいかというと、
コントラバス弾きに知らぬ者はいない、いたらもぐりだと言える大演奏家、
「ボッテジーニ」先生のためなのです。
おっと、ボッケリーニがチェロだけじゃなくてコントラバスも弾いたのか、
お前スペルミスするんじゃない、と思ったチェロリストのあなた、これは別人です。

彼、ボッテジーニは、元々ヴァイオリニストでしたが、裕福でない家に生まれ、
音楽院に進む際に、奨学金をもらうために、
コントラバスかファゴットを選ぶことになってしまいました。
ここで彼がファゴットを選んでいたら世のコントラバス弾きは
第九で苦労する事もなかったのに…。
(「第九」の第4楽章はプロオケの課題曲として利用されることも多く、
難しいことでコントラバス業界では有名です。)
さてさて、このボッテジーニ先生が、ベートーヴェンとヴェルディの知己を得、
非常に高い評価を得てしまった事が、コントラバス弾きの苦難の始まりでした。
コントラバス弾きは、超絶技巧ぐらい朝飯前だと思ってしまった二人は、
その作曲の際に積極的にコントラバスを酷使するようになってしまいました。

とはいっても、この楽章に限って言えば非常に簡単です。
2楽章以降は難しいですが、今回はありません。21こんとらばす弾きも一安心。

4.アンダーソン作曲「プリンク・プランク・プルンク
正しくは「Plink Plank Plunk」。どう発音するのか、正直ちょっと良く判りません。
恐らく国によって発音が違うのでしょうか。
ルロイ・アンダーソンは去年に続いての登場です。
この曲は、弦楽器のピチカートのみによって演奏される曲です。
同様の、ピチカートのみの曲といえば、
東大オケをご愛顧の皆様なら一昨年お聴きになった、
チャイコフスキー作曲 交響曲第四番より第三楽章
がご記憶にあるかと思います!
とはいっても、この曲では、管楽器が出てきたのに対し、
今回のこの「Plink Plank Plunk」は、弦楽器の、それもピチカートのみ!
で演奏されます。

ちなみに、他にピチカートのみということで有名な曲としては、
・ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウスのピチカート・ポルカ
が挙げられます。もうちょっとカッコつけたい貴方には、
・ブリテン作曲「単純な交響曲」の第二楽章
を覚えておくことをお勧めします。現代音楽で一つ挙げるなら、
・リーム作曲 弦楽四重奏曲第10番の第一楽章
これは、人の声(一か所だけ)とピチカートだけからなるゲンダイオンガクです。
どれもyoutubeに音源がありますので、聞いてみてください。

ところで、この曲は、目立ちたがりのコントラバス弾きにとって最高の曲です。
ええ、私の事ですとも…。
スラップ奏法のピチカート(弦を指板にぶつけて演奏します)は、
勿論弦の太いコントラバスが一番大きな音がしますし、
加えて曲中で楽器をくるくる回すシーンも存在します。
間違いなく、コントラバスに一番の注目が集まる曲です!
曲を聴いてみようという方、是非、「映像つきの」曲をごらんください。

およよよよ…ちょっと長くなりすぎました!
続きはまた明日にさせてください。
朝9時の更新です!
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