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東大オケ♪練習日記

東京大学音楽部管弦楽団の団員によるブログです。

8月4日(火)松山その2

お待たせしました。松山公演その2です。


続々と埋まる客席が舞台袖から見え、ドキドキしながら開演の時間を待ちました。


そして18時30分、開演!


2009.8.4松山公演

緊張した面持ちで客席を見ると、お客様がめいっぱい!

「もしかして満席?満席だ!!」と、興奮状態のまま、
第1曲目 ワーグナー 歌劇《さまよえるオランダ人》序曲」が始まります。

団員も、お客様の多さに刺激されたのか、普段にない熱演を見せます。

2009.8.4松山公演2

冒頭のホルンのテーマもばっちり決まり、弦セクションは嵐の様子を熱く弾きとばします!



2曲目。シューマン 「序曲、スケルツォとフィナーレ」
うってかわって、軽快にかわいらしく。

第二楽章のスケルツォは、リズムが難しく、
練習ではかなり苦労しましたが、この日はうまくテンポにはまりました!


2曲目が終わったところで15分間の休憩。舞台裏に戻ると、
たくさんの団員が「満席だ!」「松山すげえ!」と歓喜の声!



2009.8.4松山公演(2階から)

休憩後、メイン曲の ブラームス 「交響曲第4番」が始まりました。

「元気な大学生にはこの曲の哀愁や諦め
表現することはできない」と言われながらも、
これまで練習してきた成果が一段と発揮できたのではないかと思います。

私は演奏しながら、他の団員の顔を見ていましたが、
皆自分たちの音楽に入り込んだような表情で演奏していたように思います。


1楽章が終わったところで、東大オケのあるOBが
「思わず拍手したくなった」と言っていました。

自分たちからしても、これまでにない激烈な演奏だったように思います。


三石先生は1と2、3と4の楽章間の取り方が独特で、
アタッカ(次の楽章に間を置かず入る)のように振られます。

前の楽章の余韻や緊張感を保ったまま次の楽章に入るので、
独特な効果を上げていたように思います。


2楽章では早くも涙しながら弾く団員があちらこちら・・・


3楽章はやや遅めのテンポですが元気良く。

2009.8.4松山公演3

ピチカートをかますチェロ・コントラバス!

4楽章、中間部のフルートソロを聴きながら、「そろそろサマコンが終わってしまう・・・」と寂しい気分でしたが、熱烈なフィナーレを迎え、一気に終わりまで駆け上がります。

曲が終わった瞬間、肩の力がふっと抜け、盛大な拍手に包まれて最高の気分でした。


カーテンコールでは三石先生がオケに向かって親指を立て「Good!」のジェスチャーをしてくれ、「あぁ良い演奏ができたんだなぁ・・・」としみじみ感じました。



その後、気持ちを切り替えてアンコールへ。


第1曲目は、ブラームス 「ハンガリー舞曲第1番」でした。
シンフォニーの余韻が残る中で、スピード感を持って演奏できたと思います。


次に、松山外務2人がお客様にご挨拶を申し上げます。

2009.8.4松山外務挨拶

演奏の方でかなり疲れていたのもあって、言いながら「・・・次何だっけ?」と一瞬忘れかけましたが無事自分のセリフを言い終えました。

その後、相方の松山外務の番です。

ここからアンコール第2曲 「歌声響く野に山に」 の説明が始まります。

「さて、当団のサマーコンサートでは、毎年お客様と歌を歌ってお別れすることとなっております
と言うと、案の定客席からどよめきが。(笑)

団員が輪唱してみせ、「次は、お客様の番でございます

プログラム裏表紙の楽譜を見ながら、お客様に輪唱していただきます。

(客席の照明が予想以上にオレンジ系統だったため、
譜面が見えづらかったかもしれません。すみません。)


そして、松山出身の私が指揮をさせていただきました。

(実はこの曲の長い前奏部分には、
いたずら」と呼ばれる部分があり、
奏者が指揮者にはないしょでアドリブを仕掛けます。

今回はコントラバス・アンサンブル+ティンパニで、
シベリウスの交響曲第2番やマーラーの交響曲第1番のパロディが仕掛けられ、
かなりドッキリしました)


2009.8.4松山「歌声ひびく野に山に」

ほとんどのお客様が初見の曲にもかかわらず、大きな歌声が舞台まで届き、本当に嬉しかったです。


最後の最後にもう1曲、
ワーグナー 「歌劇《ローエングリン》より第3幕への前奏曲」を演奏しました。

この曲は、音楽教室で演奏する曲として、今年の3月からずっと練習してきた曲です。
サマコンのアンコール曲としては、松山公演でのみ演奏しました。

こうして、全ての曲を演奏し終えました。
思いっきり勢い良く弾けて、最高の気分でした。
拍手を受け、全て無事に終わった喜びと安堵感でいっぱいでした。




舞台から出ると、舞台裏では、多くの団員が感極まって泣いていました。

ある4年生の団員は「最後のサマコンを、松山のお客様が
こんなにたくさんで本当に嬉しかった
」と泣きながら言っていました。

私も同じ気持ちです。




さて、終わった後は、レセプションです!

宿泊するホテルの宴会場を借りて、全員で打ち上げをしました。

2009.8.4レセプション会場

松山らしさが感じられる食事を」とのリクエストにばっちり応えていただいて、じゃこ天やそうめん、鯛めしをおいしくいただきました!

先生やコンサートマスターのスピーチ、そしてお待ちかねの来場者数の発表です!

松山公演は来場者数1661人総席数の91.2%
のお客様が来てくださいました!!

驚きの数字です!!!本当に嬉しかったです。

7月ごろ、「客席がガラガラだったらどうしよう・・・」と悩んだこともすっかり忘れ、
団員からの拍手に包まれてほっとしました。



こうして、長いようで短かったサマコンが終わりました。

終わってみるとあっという間で、夢のような1年間でした。

いろいろと大変なことはありましたが、こうして松山公演を無事終えられて本当に良かったと思います。

各方面でお世話になった皆様のおかげで、松山公演を大盛況のうちに
終えることができました。

これまでこのブログをご覧になってくださった皆様、
本当にありがとうございました。


これからも、私たち東大オケをよろしくお願いします!!
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コメント

お疲れ様でした

ブログの更新を今か今かと待ってました。
今年のサマーコンサートツアーおよび、松山での最終公演が大成功に終わりましたこと、おめでとうございます!!
最終公演を飾るに相応しい素晴らしい熱演ぶりでした。
アンコールの拍手が鳴り止まなかったはずですね。
「来年も必ず来ますから、絶対にまた松山に来てくださ~い!」と叫んでいた男性の声が、今回の大成功を物語っているようでした。
私は、2階の中央最後尾席に着席してましたが、そこから見ても開演前に客席の8割以上埋まっているのが確認できて、本当に本当に…ホッとしました。
お疲れ様、そして素晴らしい演奏をありがとう!
先日放映されたケーブルテレビのDVD、お母様にお届けしておきますね~♪

  • 2009/08/16(日) 22:22:56 |
  • URL |
  • Mic #nmxoCd6A
  • [ 編集 ]

幸せでした

ワーグナー、シューマン、ブラームスと何れも大作曲家の曲に意欲的に取り組み、かつ短い期間で立派に仕上げられるのは、やはり肉体的にも精神的にも若さ溢れる学生ならではのものでしょう。殊に、サマコンが始まってからの纏まりぶりは目を見張るものがあったと思います。その意味で最後が松山公演だったことは実にラッキーでした。本当に素晴らしかった。特にブラームスは曲が進むにつれてどんどん引き込まれ、第4楽章のパッサカリアでは、変奏の一つ一つが、それぞれの楽器の息遣いのように聴こえ、最後のフィナーレでは、ブラームスに「どうだ?!」とぐっと胸ぐらを掴まれたような気がしました。涙ぐみながら演奏しているオケの皆さんを見ながら、このような場を経験できる皆さんをうらやましく思い、自らも演奏会を共に出来る幸せを感じました。
歌も、19コントラバス弾きさんの指揮で、皆さん元気に歌っていましたね。こちらを向いていらっしゃる時に泣いているのを見ながら、私も泣いていました。
サマコンを通じてきっとたくさんの人と知り合えたことでしょう。この御縁を大切に、これからも一層飛躍されますよう心より願っております。
最後に、、、

松山公演外務を引き受けてくださって有難う!お疲れ様でした!

  • 2009/08/17(月) 00:52:14 |
  • URL |
  • ピグマリウス #7sIlu4zw
  • [ 編集 ]

>Micさん

更新が遅くなり申し訳ありません・・・
書いていると、次々と書きたいことが浮かんできて、なかなか最後まで書ききれませんでした。お待たせしました。
今まで温かく見守ってくださったこと、本当に感謝しております。ありがとうございました。また松山で演奏会ができる機会があることを祈っています。そのときは、後輩たちをどうぞよろしくお願いします。DVD、録画くださってありがとうございました!

  • 2009/08/18(火) 00:37:24 |
  • URL |
  • 19こんとらばす弾き #-
  • [ 編集 ]

>ピグマリウスさん

今まで支えてくださって、本当にありがとうございました。サマコンの、特にツアーが始まってからは、毎日演奏会をしていく中で、疲れは溜まっているはずなのに、演奏のレベルはどんどん上がっていくのが自分たちでもわかりました。三石先生にも、「尻上がりに良くなっていったね!」と言っていただけました。松山公演では、緊張と解放感(矛盾しますが)で意識が吹っ飛びそうになりながら、必死で演奏しました。
最後の歌、松山の皆様の大きな歌声に包まれてついつい涙が・・・。これまでお世話してくださった皆様への感謝の気持ちでいっぱいでした。松山公演を無事終えられて、今、喜びに満ち満ちています。本当にありがとうございました!!!

  • 2009/08/18(火) 00:43:19 |
  • URL |
  • 19こんとらばす弾き #-
  • [ 編集 ]

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